
2024年12月28日(土)
今日は仕事納めだった。会社全体が慌ただしい空気に包まれる中、なんとか今年の仕事を締めくくることができた。朝からデスクの整理や未処理の書類の確認、来年のスケジュールの下準備に追われたが、同僚たちと「今年も無事に乗り切ったな」と笑い合うひとときがあり、少しだけ達成感を感じた。
午後には部署全員で小さな納会が開かれ、原社長から「今年一年よく頑張ってくれた」という挨拶があった。社内の意見対立が尾を引いている話題もあったが、今日はそれを忘れてリラックスした雰囲気が漂っていた。
夕方、職場を後にして帰宅すると、リビングでは景が子どもたちと年末年始の旅行計画について話していた。今年の帰省は、景の実家の大阪に行くことになっている。萌も翼も久しぶりにおばあちゃんや従兄弟たちに会えるのが楽しみらしく、「何を持っていこうかな」「おばあちゃんに何を見せてあげようかな」と大興奮だった。
景との話し合いでは、帰省中のスケジュールをどう組むかが主なテーマだった。景の実家には年越しから元旦まで滞在し、その後は少し足を伸ばして奈良の観光地を巡る計画が浮上している。妻が「私が子どもの頃よく行った鹿公園、萌と翼もきっと気に入ると思う」と提案した時、僕も「いいね、それならカメラを持って行って写真をたくさん撮ろう」と賛成した。趣味のカメラを活かして家族の思い出を残せるのが楽しみだ。
子どもたちを寝かしつけた後、景と二人で少しゆっくりと話す時間を持った。最近、忙しさのせいでこうした時間が取れなかっただけに、なんだかほっとする瞬間だった。彼女が「来年はもう少し家族みんなでゆっくり過ごせる時間を増やしたいね」と言った時、その言葉が胸に響いた。確かに、忙しさにかまけて家族との時間を後回しにしていた自分を少し反省した。
明日からの休暇は、家族との時間をしっかり楽しもうと思う。そして、新しい年に向けて心を整え、また仕事や日常に立ち向かえるような気持ちで年末を過ごしたい。