2024年12月29日(日)

年末の休日が始まった。朝から穏やかな天気で、旅行の準備を進めるにはもってこいの日だった。朝食を家族でゆっくりとりながら、改めて旅行の計画を話し合うことに。

景が前日作ってくれた大まかなスケジュールを確認しながら、さらに詳細を詰めていった。大阪の実家への移動は30日の朝早く出発することに決まり、帰省中に何をするかも具体的に決めていった。景の提案で、30日の夜には景の実家で手巻き寿司パーティーをすることになった。萌も翼も「いくらいっぱい食べたい!」と喜んでいた。

さらに元旦には家族全員で近くの神社へ初詣に行く計画も加わった。僕はカメラを持って、久しぶりに家族写真を撮るつもりだ。景が「写真を撮るなら、みんな新しい服を着よう」と言い出し、午後にはショッピングモールに行って新年用の服を買いに行くことになった。

ショッピングモールでは、萌が赤いワンピースを選び、翼はカジュアルなジャケットを欲しがった。それぞれに似合う服を選んであげると、二人とも嬉しそうにしていた。その間、景は自分の服よりも子どもたちのために時間をかけて選んでいて、改めて母親らしい一面を感じた。

帰宅後は旅行用の荷物を詰め始めた。特に子どもたちが必要なものをリストアップし、忘れ物がないようにするのが一苦労だった。萌がピアノの楽譜を持っていきたいと言い出し、翼もお気に入りのおもちゃを詰め込み始めて、リビングが一時的に散らかったが、なんとか準備は整った。

夜、子どもたちが寝静まった後、景と二人でお茶を飲みながら少し話をした。「明日からいよいよ出発だね。毎年帰省するけど、今年は何だか楽しみだな」と景が言うのを聞いて、僕も同じ気持ちになった。この忙しい年の終わりに、家族で特別な時間を過ごせるのは本当に貴重だ。

明日は早起きして、大阪へ出発。子どもたちの笑顔を思い浮かべながら、僕も旅行への期待で胸を膨らませている。