
2024年12月30日(月)
旅行出発の日。朝早く目覚め、リビングでコーヒーを飲んでいると、高校時代の友人から突然電話がかかってきた。久しぶりの声に懐かしさを感じながらも、すぐに彼の一方的な話に圧倒される展開となった。
彼は最近、斉藤兵庫県知事についての話題で熱心に語るようになっているらしく、今日はその話を一通り聞かされた。彼の主張は、「斉藤知事が進めている政策は長期的に見て日本にとって大きな意義がある」というものだった。特に地方創生や環境問題への取り組みについて熱く語っていて、彼なりの視点で深く考えていることが伝わってきた。僕自身、斉藤知事の政策には興味があり、いくつかの取り組みについては共感している部分もある。
ただ、彼の話は少し熱が入りすぎていて、こちらが口を挟む隙もないほどだった。正直、そこまで熱心に語られると少し圧倒される部分もあるが、彼が持つ強い信念には感心した。話の終わりに、「今度もっとゆっくり話そう」と伝えて電話を切った。
電話を切った後、景が「誰から?」と聞いてきたので、友人からの電話だったことを軽く説明した。「斉藤知事の政策について話してたんだけど、確かに考えさせられる部分もあるな」と答えると、景は「そういう話を真剣にしてくれる友達がいるのはいいことだね」と笑顔を見せた。その一言で少し気持ちが軽くなった。

朝食を終えた後、車に荷物を積み込み、いよいよ大阪への出発。景が作ってくれたおにぎりを助手席に置き、萌と翼は後部座席で元気いっぱい。車内では子どもたちが「どんな楽しいことが待ってるかな!」と興奮しておしゃべりを続けていた。その様子に、さっきの電話のこともすっかり忘れてしまった。
高速道路は年末の帰省ラッシュで少し混んでいたが、それでも家族みんなで過ごす時間が楽しくて、道中はあっという間に感じた。サービスエリアで休憩するたびに、萌は新しいワンピースを嬉しそうに見せびらかし、翼はおもちゃをいじりながら景に色々と話しかけていた。
夕方には景の実家に到着。玄関を開けると、久しぶりに会う義母が笑顔で迎えてくれた。大きな声で「よく来たね!」と言ってくれるその姿に、なんだかほっとした。
家族で手巻き寿司を囲む夜の団欒は、今日のハイライトだった。義母が準備してくれた新鮮な具材を使って、萌と翼も夢中で自分たちのお寿司を作っていた。僕も久しぶりにゆっくりとお酒を飲みながら、義母や景と今年一年を振り返る話をした。
一日の終わりに、温かい家族の時間を噛み締めながら布団に入った。こうして家族と過ごす時間が、何よりも大切だと改めて感じた一日だった。