
2025年1月11日(土)
今日は久しぶりに釣りに行こうと思い、朝から家族を誘ってみた。だが、返事は予想通り。景は「この寒い中で釣りは無理」と断固拒否、子供たちも「寒いからいやだ」とブーブー言う始末。結局、一人で出かけることにした。確かに冬の釣りは寒いが、こういうときこそ大物が狙える。
向かったのは神奈川県横須賀市の「うみかぜ公園堤防」。車で約1時間の距離にあり、アクセスしやすく、普段は家族連れや釣り好きでにぎわう場所だ。しかし、今日は寒さのせいかほとんど釣り人がいない。こういう静かな雰囲気は悪くない。

釣りを始めて1時間ほどは全く反応がなく、「今日は厳しいかもな」と思っていたが、その後から急に釣れ始めた。最初にかかったのは30cmほどのアジ。その後もサバやアイナメが続き、どれもサイズが良い。極めつけは40cm近いスズキ(シーバス)だ。堤防でこんな大物がかかるとは思わず、引き上げるのに苦労したが、なんとか釣り上げた。気づけばアイスボックスは魚でパンパン。寒さを忘れるほど夢中になって楽しんだ。
帰宅すると、景がリビングでくつろいでいた。「すごい量だね」と驚いた顔をしていたが、その後に笑顔で「で、さばくんでしょ?」と言われ、一気に現実に引き戻された。仕方なく一人で魚をさばき始めたが、冷たい水に手を突っ込むのはなかなか堪える。途中から景も手伝ってくれて、なんとかすべてをさばき終えた。

夕食は刺身、煮つけ、揚げ物と、魚尽くしの豪華なメニューになった。新鮮な魚はやはりうまい。子供たちも「おいしい!」と大喜びで食べてくれた。萌は「今度は暖かくなったら一緒に行く」と言ってくれたので、次は春になってから家族で行くのもいいかもしれない。
寒さは厳しかったが、大物を釣り上げた満足感と、家族との楽しい食卓のおかげで、温かい気持ちになれた一日だった。