2025年1月13日(月・祝)

今日は成人の日で世間は祝日だ。僕のような仕事をしていると、祝日でも特に関係なく出勤することが多いが、やはり街の雰囲気がいつもと違う。朝の通勤電車は普段よりも空いていて、なんとなくのんびりとした空気が流れていた。

会社に着くと、社内も静かで、一部の同僚が出勤しているだけ。みんな「世間は休みなのに、出勤するのも大変だよなあ」と苦笑いしていた。

午前中は顧客からの問い合わせ対応が中心だった。正月明けから少しずつ動き始めている案件はあるが、今日はそこまで忙しくない。それでも、こうした静かな日だからこそ、普段手が回らない事務処理や資料整理がはかどる。昼休みには近くのカフェで軽くランチを済ませ、午後も淡々と業務を進めた。

1畳の広さは複数パターンある

さて、今日は不動産にまつわる豆知識として「1畳の広さ」について少し触れてみようと思う。お客さんから「この物件の○畳というのはどれくらいの広さですか?」と聞かれることがよくあるのだが、実は畳のサイズにはいくつか種類がある。江戸間、京間、真間の3つが代表的だ。

まず「江戸間」は首都圏を中心に使われている畳で、一畳あたりのサイズは約88cm×176cm。このサイズが最も一般的だ。次に「京間」は関西地方で主に使われており、一畳あたりのサイズは約95.5cm×191cmと少し大きい。そして「新間(団地間)」は団地やアパートなどでよく見られるサイズで、一畳あたりのサイズは約85cm×170cmと、江戸間よりもやや小さい。

このように畳のサイズは地域や建物の用途によって異なり、実際の広さの感覚が少し変わってくるのだ。最近では、畳の代わりにフローリングが主流になったこともあり、「○畳」と言うときは江戸間のサイズを基準にするケースがほとんどだ。特にワンルームや1Kの物件を紹介するときには、1畳を約1.62㎡として計算するのが一般的になっている。

こういった細かい違いを説明すると、お客さんは「そんな違いがあるんだ」と感心してくれることが多い。普段から何気なく使っている「畳」や「畳数」という言葉も、実は奥が深いものだと改めて感じる。

夕方になると、外はすっかり暗くなり、冷たい風が吹いていた。帰宅すると、景が「今日は外に出かける人も少なかったんじゃない?」と聞いてきたので、祝日らしい静かな街の様子を少し話した。子供たちは祝日ということでのんびりしていて、萌は本を読んで過ごし、翼はテレビに夢中になっていた。こうした穏やかな一日も悪くない。明日からはまた忙しい平日が始まるので、今日のように静かな時間を過ごせるのはありがたいものだ。

明日も寒さが続くようだが、しっかりと気を引き締めて頑張ろうと思う。