2025年1月7日(火)

今日から本格的に仕事が動き出した。休み明けの緩い空気はもうなく、社内はピリッとした雰囲気に変わっていた。午前中は年末に持ち越した案件の打ち合わせや資料の確認に追われ、気づけば昼休みになっていた。

昼休み、Sさんが近くのデスクで同僚たちと笑いながら話しているのを目にした。彼女は昨年の夏に中途で入社してきたばかりだが、すっかり職場に溶け込んでいる。明るくて気配りができる性格で、忙しいときにさりげなく手を貸す姿が印象的だ。みんなから好かれているようだ。

午後は取引先とのオンラインミーティング。特に大きなトラブルもなく進み、無事に終えることができた。年始から順調に仕事が進むのはありがたいことだ。

夕方、Sさんが一人でコピー機の前に立っているのを見かけた。「手伝おうか?」と声をかけると、「ありがとうございます。でも大丈夫です」と笑顔で返された。その何気ないやりとりだったが、彼女の表情が少し曇っているようにも見えて、不思議な雰囲気で立っていたのが気になった。何か考え込んでいたのだろうか?コピー機が壊れたのか、それとも別のことで悩んでいたのか、少し気にかかる出来事だった。

帰宅すると、景と子どもたちがリビングでテレビを見ていた。萌は宿題を終えたばかりのようで、翼と一緒にアニメを見ながら笑っていた。「おかえり」と景が言ってくれるその声を聞くと、仕事の疲れも少し和らぐ気がした。

夕食を食べながら、家族の話を聞く時間はやはり大切だと感じた。萌は学校で友達と新しい遊びを考えた話をしてくれて、翼は幼稚園でかけっこが一番だったことを自慢げに語っていた。今年はもっと家族との時間を大切にしようと決めたばかりなのに、職場の出来事が頭をよぎる自分に少し戸惑う。

今夜は早めに休んで、明日に備えようと思う。新しい一年の始まりは順調だが、仕事や家庭の両立に向けて気を引き締めていかなければならない。